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【コバユリブログ】佐久平PAで本格信州蕎麦『ひらお』を食す

高速道路のサービスエリア・パーキングエリアでも食べられないところはほとんどない、日本人のソールフード「蕎麦」。しかしSA・PAにあるそれは、手頃な価格で手早く食せるのがいいのであって、そこに本気の味は求めない…。そんな暗黙の了解、ありませんか?

 

「でも、『ひらお』はちゃんと美味しいよ。」

 

ドライブが大好きな軽井沢の知人にそう聞いて、スラッペ(愛車のBMW R80G/S)で向かったのは浅間山の南麓、長野県佐久市。上信越自動車道の佐久平スマートICを出て、『佐久平ハイウェイオアシス・パラダ』へと駆け上がる。

 

 

この時点で私は2つのヘマをしている。まず、パラダは今、新型コロナ対策でレストランなどの主要施設が休業中(7月4日からオープン予定とのこと。)そして、お目当ての蕎麦屋は下りのパーキングエリアにあるのに、なぜか上り側から直結のここ、パラダの中にあると信じて駆け上がってきたという…。いつもは家族連れで大賑わいのオアシスでひとり、「ひた走ってきたのに食べられないなんて…」と失意のどん底に落ちる女。

 

 

呆然と下界を眺める。高速道路を挟んで向かい側に、下りの佐久平パーキングが見える。
…ん? んんん!?
あそこにも『ひらお』があるではないか!!
(※『ひらお』は佐久平パーキングエリア(下り)にある蕎麦屋です。)

 

 

再びバイクにまたがって、看板のある方へ走りながら、いや待てよ。さっきスマートICを出たってことは、パーキングには戻れないのでは…。

 

案の定、道はパーキングエリアの裏を通過して田園地帯へ。でも私は見逃さなかった。パーキングの中へ入れそうな扉を!

 

 

 

そんなわけで、めでたく裏口入店できました。

 

 

▲天ざるそば1,310円。

 

いわゆる”ファースト蕎麦”とは一線を画す、お蕎麦屋さんの本格蕎麦! 信州産の地粉を使っているそうで、冷水でよく締められ、風味豊かで歯ごたえも上々。甘めで濃いめのつゆとの相性もバッチリです。揚げたてサクサクの天ぷらは、海老とししとうが2本ずつ。こちらは季節によってお野菜が変わるのかも。

 

その庶民派的外観からは想像もつかない本気の味に出会えて大満足。新型コロナ対策でメニューを少なくして営業中だったので、通常営業に戻ったら、信州名物・くるみ蕎麦を食べにまた走ろう。


この記事を書いた人

小林 夕里子
小林 夕里子

『karu×2』編集長。“アクティブ&ナチュラル”なライフスタイルを自ら楽しみ発信する自然派エッセイスト。ニックネームは「コバユリ」。新聞や雑誌、ウェブメディアで主にオートバイのある暮らしの魅力を綴る。著書に『へなちょこライダーが行く!』(デザインエッグ社)がある。MOTOアウトドアブランド『nomadica』代表。(公社)日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。(公社)日本キャンプ協会認定キャンプインストラクター課程修了。cobayuri.com

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