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「ツーリングマップル」編集部と行く東京モーターサイクルショー2023! 今年注目のツーリングモデルはあのブースに集中!?

《文・写真/小林夕里子》

 

去る3月24日から26日までの3日間、東京ビッグサイトで「東京モーターサイクルショー2023」が開催されました。今回は通算50回目の節目と、高まるバイクブーム、そしてコロナ明けも重なり、入場者数はあいにくの天気にもかかわらず、昨年を1割以上上回る総数139,100⼈だったとのこと。久しぶりの熱気を楽しんだ読者さんも多かったのではないでしょうか。

 

かく言う私コバユリも、前回夢のコラボ取材が叶った、ツーリングライダーのための地図「ツーリングマップル」編集部様に再びアタックの末、今年もこの方々と合同取材を敢行!

 

▲右から、舛木編集長、関東甲信越エリア実走取材担当の中村氏、そして東北エリア実走取材担当の”鉄人カソリ”こと冒険家の賀曽利隆さん。今年もよろしくお願いします!

 

このお三方と一緒にショーを見て回り、各人に最も気になったツーリングモデルを尋ねたところ、まさかの展開になったので早速お届けします。

 

”鉄人カソリ”が熱烈なラブコールを送る「スズキ VストロームSX」!


 

ツーリングマップル」東北版の実走取材を担当する”鉄人カソリ”と言えば、「スズキ Vストローム」で世界一旅している男です。現在の愛車である「Vストローム250」は、総走行距離20万キロ突破目前。そんな賀曽利氏が今回の東京モーターサイクルショー展示モデルの中でイチ押しというバイクは、同じVストロームでもこちらでした!

 

 

「小林さ~ん、もうね、今回の注目はこれですよ!」

 

昨年4月にインドで発表されて脚光を浴び、日本でも昨秋にスズキ本社で開催された「Vストロームミーティング2022」でついに初披露された「VストロームSX」です。スズキのオンロードモデル「ジクサー250」と共通の油冷単気筒エンジンを搭載し、オフロード走行も想定した車体に作り込まれています。舛木編集長もしっかり動画に納めている様子。

 

「小林さん、僕はね、1987年から88年にサハラ砂漠を縦断往復したんですが、その時のバイクが、スズキの”SX”200Rというバイクだったんですよ」

 

サハラ砂漠を走るだけでもすごいのに、往復!? という衝撃はさておき、SX200Rとはこんなバイク。

 

▲サハラの砂と戯れる賀曽利さんと、相棒のスズキSX200R。写真はこのときの旅の様子が連載されている「ウェビックプラス」から拝借しました。こちらからどうぞ↓

https://news.webike.net/2020/12/22/194238/

 

「そんなわけでこの”SX”というネーミングにね、僕は特別な思い入れがあるので、今年のツーリングマップルの実走取材は、ぜひともこの『VストロームSX』で、と思っています!」

 

そう高らかに宣言して、スズキの広報さんに「いつ発売になりますか?」「何とか実走取材が始まる5月頃には…どうですか!?」と詰め寄る鉄人。困り顔の広報様(笑)。

 

▲いざ、東北へ! 足つきも問題ないようです。

 

ちなみにシート高は83.5cmで、身長154cmのコバユリが跨るとこうなります。

 

 

それでも(乾燥)車重が167kgと軽めで、シート形状もスリムなので、片足が接地すればなんとかなりそうな希望が薫る跨り感でした。オンもオフもスイスイと、これで走ってみたいなあ。私まで発売が待ちきれなくなってきました!

 

■関東甲信越版担当の中村氏も「スズキ VストロームSX」を譲らず!


 

スズキのブースで「VストロームSX」にゾッコンの賀曽利さんに続き、「ツーリングマップル」関東甲信越版の実走取材を担当している中村氏にも、最も注目したツーリングモデルを聞いてみましょう。

 

 

あ、中村さんもスズキの「VストロームSX」、気になっていますね。大柄(身長180cm)な中村氏が跨ると、いっそうコンパクトに見えます。めちゃくちゃうれしそうですね。

 

「去年のVストロームミーティングでは触れられなかったから、今日初めて跨ったけど、足つき含めてちょうどいいサイズ感だね! キャリアも付いていて荷物が積みやすそうだし 」

 

そう、Vストロームシリーズは積載に便利なキャリアや荷掛けフックも装備充実なんですよね。そこを早々にチェックするあたり、さすがはツーリングマップルチーム。それではそろそろ、中村さんの注目の一台も教えてください。

 

「それはもうこれ、『VストロームSX』!」

 

あ、いや、これは賀曽利さんがすでにイチ押しとしておられるので……。

 

「フロントマスクが意外とカッコイイし」

 

ええっと、企画的に昨年のようにお三方には別のモデルを選んでいただくほうがありがたく……。

 

「”オフロードテイストの旅バイク”っていうところが、以前2台乗り継いだことがあるジェベル250XCを思い出させるんだよね~」

 

だからあの、例えばほかのメーカーのバイクとか……。

 

「実際に乗ってみないと断言できないけど、今乗ってるホンダのCRF250ラリー(2017年式)よりもオンロードでの快適性がいいかもしれないと思って」

 

ううっ、「VストロームSX」に2票目、入りました(完敗)

 

■きっと編集長がうまくまとめてくれる、という淡い期待を裏切る三度目の”Vスト”コール!


 

昨年大型二輪免許を取得して、ロイヤルエンフィールドのヒマラヤに乗り始めた舛木編集長。その道のりは自身が編集作業もこなすツーリングマップルの公式YouTubeチャンネルで見ることができるので、ぜひごらんください。ここにはついに購入に至った「決断編」を貼っておきますね。

 

 

さて、その舛木編集長が一番気になったツーリングモデルについて、私なりに予想しました。それはホンダの注目株のひとつ「XL750トランザルプ」!

 

 

「Adventure Touring 日常から世界一周までを叶える、新世代ジャストサイズオールラウンダー」というコンセプトもイカシテルし、車格も編集長の体格にピッタリではないかと。それに、3人中2人がスズキのバイク、しかも同じモデルをお選びになったので、空気読んできっと違うメーカーから選んでくれるはず。

 

「決まりました。僕は『Vストローム800DE』です!」(えーーー)

 

 

「まずルックスがいいですね。これまでのVストらしさも持ちつつ、しっかり絞るところは絞って洗練された感じがして、一目見て『おおっ!』とテンションが上がりました。それにあくまで個人の感想ですけど、カラーリングとカウル形状が、良い意味で絶妙にロボットアニメ系のプラモ感もあってたまりません。カッコイイ! 色は『グラスマットメカニカルグレー』がイイ!」

▲グラスマットメカニカルグレー

 

3人中3人が同じメーカーから選んで、しかも全員Vストロームって、記事に広がりが出にくいし、読者様から広告記事と思われてしまうかも……と頭を抱える私をよそに、語れば語るほどテンションを上げてくる舛木氏。

 

「それからダート走破性を高めたっていうコンセプトもいいですよね。自分はダート素人ですけど、これからいろいろなところを走ることになりそうなので、オンもオフも行ける、そういうバイクにどうしても惹かれちゃいます」

 

舛木編集長、そろそろ冗談だと言ってほしい……。

 

「サイズ的にも、自分の体格だと多分これくらいがちょうどよく見えると言うか。SXは思ったよりコンパクトで、1050DEになると大きすぎるし、取り回しにも不安が出そうで。あと、これはVストロームシリーズ共通だと思うんですけど、跨ってみるとシートの絞り込みがきっちりされていて、ストンと足が下ろせる。体がバイクにスッと馴染むんですよね。疲れなさそう。ぜひ実際に走ってみたいです!」

 

ええい! こうなったら私も職務放棄して好きに言ってしまいますけどね! 旅性能の高いスズキのVストロームシリーズには、我とて特別な愛着を感じていますよ。そして、今回自分がバイクに跨った写真だけを単純に見返しても、人馬一体のカッコよさに胸がときめいたのは「Vストローム800DE」のお兄さん、「Vストローム1050DE」がダントツでした! 走り出した先の冒険が目に浮かぶようで。キャンプ道具を積んでの長距離もバビューンと疲れ知らず。ダートランもなめらかなワインディングも抜かりなく楽しむ。このバイクでどんな旅をしていきたいかがすんなり思い描ける。これ、バイク選びにとても大切なことですよね。

 

▲私の体格では足が宙ぶらりんで、現実的なお付き合いは無理そうなので、でっかい夢だけ見させていただきました!

 

 

結論。みんなVストロームが大好きである!

 

 

「ツーリングマップル」来年度版にはどのバイクが登場するのか!?


 

愉快なお三方との東京モーターサイクルショー取材中は、ツーリングマップル制作秘話も聞くことができて、1ユーザーとしてとても幸せな時間でした! 今年も来年度版の制作に向けて、早くも動き出しているとのこと。取材、撮影に使用される広報車両は果たしてどれになるのか!? ツーリングマップル公式ウェブサイト『Route!』やSNSでそんなことにも注目しながら、今年も地図と一緒に旅を楽しみましょう!

 

2023年度版発売中!【昭文社『ツーリングマップル』】

北海道/東北/関東甲信越/中部北陸/関西/中国四国/九州沖縄 全7版

 

▲通常版(A5サイズ)2,200円(税込)

 

▲R版(B5変サイズ)3,300円(税込)

 

<今年も2023年度版を購入するとアプリ「Route!」も楽しめる!>
スマホで「ツーリングマップル」を楽しめる地図アプリ「Route!」が今年もセットになっています。紙の書籍購入者は、同梱されているコードを使うことで、その書籍のエリアと同等範囲の地図をスマホのアプリで見ることができます。ページめくり不要のシームレスな状態で、自位置を表示し、走行ログを記録することも可能。旅の計画は書籍で、出かけるときはアプリで、というような使い方も!

「Route!」公式ウェブサイトでは、ツーリングマップルの使い方や、エリア担当者による取材記、ツーリングマップル公式YouTubeチャンネルの最新動画などが見られるのでぜひチェックを!

「Route!」公式ウェブサイト⇒https://www.touring.mapple.net/

 

 


この記事を書いた人

小林 夕里子
小林 夕里子

『karu×2』編集長。“アクティブ&ナチュラル”なライフスタイルを自ら楽しみ発信する自然派エッセイスト。ニックネームは「コバユリ」。新聞や雑誌、ウェブメディアで主にオートバイのある暮らしの魅力を綴る。著書に『へなちょこライダーが行く!』(デザインエッグ社)がある。MOTOアウトドアブランド『nomadica』代表。(公社)日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。(公社)日本キャンプ協会認定キャンプインストラクター課程修了。cobayuri.com

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