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【バイクキャンプを始めよう!by nomadica】メカ音痴が頑張るクロスカブカスタム記<アンダーガード編>
《文・写真/ノマディカ》
「モーターサイクル×アウトドアをもっと楽しく、心地よく。」をコンセプトに展開するMOTOアウトドアブランド『ノマディカ』のスタッフが、キャンプにまつわるあれこれを綴るリレーブログ。今回は、クロスカブをキャンプツーリング仕様にカスタム中のコバユリ(小林夕里子)が、ずっと補強したいと思っていた”お腹”に着手!
■クロッペのお腹を守りたい
こんにちは! ノマディカの代表コバユリです。今年増車したクロスカブ110(愛称クロッペ)を、キャンプツーリング仕様にカスタム中です。これまでの作業についてはこちらをご参照ください。
そしてこの秋は、これを装着しました!
納車時から「ガードしたい」と思っていた個所が2つありました。ひとつは、ケーブル類が丸見えのネック部分で、カバーを装着済み。残る一か所は、エキパイの、エンジン下から前方に突き出る湾曲部です。
▲ここ。
クロッペでは林道も楽しみたいし、そうでなくてもキャンプ地では自然のままの路面を走ることが多いので、石や丸太などが真っ先に当たりそうなここが裸のままというのは心細い!と、実際に林道を走ってみて痛感しました。
(※そもそもクロスカブはダートを走るためにつくられたバイクではないので、クロスカブさんは悪くない!)
そこで、後付けできるアンダーガードを探してみると、少ないなりにありました。クロスカブの軽快さをなるべく損なわないよう、軽さ重視で選んだのはこちら。
▲スペシャルパーツ武川製「エンジンガードキット」、重量1.64 kg、価格16,280円(税込、購入当時)
それでは今回もメカ音痴、なんとかひとりでやってみよー!
■メカ音痴、想定外の壁にぶつかる……
このアンダーガードは、クロスカブの左右ステップを固定している4つのボルト穴を利用して取り付けます。
▲ここに……
▲これで装着します。ちなみにこちらは今回の新出用語「ソケットキャップスクリュー」様。
早速作業開始。いや~、いい工具があると作業がはかどるな~!なんて浮かれながらボルトを外したまではよかったのですが、
アンダーガードのフレームを付けようとしても、ネジ穴がけっこうシビアでなかなかボルトがはまらない!
▲ぐぬぬ……。
ステップとアンダーガードフレームをまとめて片手で持ちあげつつ、もう片方の手でボルトをはめるチャレンジ。苦戦しているうちに、腹筋と腕筋がプルプルしてきた。寝ながらの作業がこんなにきっちーとは! プランクより辛いじゃないか。ちょっと休んでまた苦闘、を繰り返すも、そのうち苦闘が3秒も続かなくなり、やがて休んだまま起き上がれなくなって……。
▲力尽きた。
自力での作業もついにここまでか。己のメカ音痴に挑むべくひとりでがんばってきた戦いに、まさかの筋力不足で敗北しました(撃沈)
※実はすべての作業が終わった後、ふと思いついて、部品が入ってきた段ボール箱を横向きに立ててアンダーガードの下に置いてみたら、なんと驚くほどきれいにハマるではないか! 作業を始める前に気づいていれば、これでアンダーガードフレームを下から支えて楽々作業できただろうに……(号泣)
というわけで、友人たちの手を借りたらあっという間にフレームの仮留めまで進みました。うれしいやら悔しいやらで泣きそうになりながら、ネジに緩み防止剤、通称「ネジロック」を塗って、トルクレンチで締めます。
パンチング加工によりエンジンの冷却機能と軽量化が図られているプレートを、こちらもネジロック剤を使ってしっかりネジ留め。
ステップとアンダーガードにガタつきがないか、ネジの緩みがないかを確認したら完成です!
これでダートも安心だ! 旅先で、このガードに石ころがコツンコツンと当たるたび、手伝ってもらった日を思い出して、人はひとりでは生きられないことを胸に刻むことでしょう(筋トレしろ。)