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《文／小林夕里子　写真／ニューテックジャパン、小林夕里子》

キャンプで寛ぐために大切なギアのひとつが椅子。キャンプブームが熟した今、ピンからキリまで様々なキャンプチェアが世に出回っているけれど、こだわりある大人のバイク×アウトドアライフを提案したいカルカル編集部が、今イチ押しするのが『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』。実際にキャンプツーリングで半年以上使ってみた筆者が、その特徴や使い勝手を徹底レビューします！

上質にこだわるキャンパーに支持される『鎌倉天幕』

高品質で簡単に設営ができる組み立て式タープ『カンタンタープ』のメーカーであり、名立たるアウトドアブランドのOEMも手がけるニューテックジャパンによる、 “テント屋が仲間のために作ったレーベル”、それが『鎌倉天幕』です。長年培ってきた技術をベースに、高スペックで、かっこよさや所有感を妥協しないものづくりが、上質でシンプル、かつ個性的なギアにこだわるキャンパーに愛されています。

『B:MING』との豪華コラボレーションでこれまでにないコンパクトチェアが誕生！

『B:MING（ビーミング）』は、人気ファッションブランド・ビームスによる、幅広い世代に向けたライフスタイルブランド。ファッションから雑貨まで幅広く展開しています。その『B:MING』と『鎌倉天幕』が豪華コラボレーションを果たしたコンパクトチェア『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』は、機能美と上質感にあふれたデザインで、触れるたびにオトナ心をくすぐります。

▲『B:MING（ビーミング）』こだわりのカラーリングがシックな『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』

自然への感謝を込めた「イイカモ」のカモフラージュ柄

『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』は、同コラボにより昨秋にリリースされた「チェアリングを楽しむための3アイテム」（バッグ、テーブル、チェア）のうちのひとつで、3アイテムには共通して、自然への尊敬と愛情を込め、環境汚染とSDGsのメッセージを伝える『イイカモ』のカモフラージュ柄が採用されています。「プラスチックで汚染された海を、これからのわたしたちの行動で変えていく」ことをテーマに描かれたカモ柄を目にするたびに、謙虚な気持ちにもなれる。まさに大人のためのキャンプギアと言えるでしょう。

それでは、実際に使用中の筆者が、気に入っているところと気になった点をまとめます。

■気軽に持ち出せる軽量コンパクト設計

生地に丈夫な450デニールリップストップを、フレームに軽量で美しいアルミダイキャストを採用したチェア全体の重量は、約1.18kg。収納サイズは幅360mm × 奥行110mm × 高さ110mで、ライダーにはとてもうれしい軽量コンパクト設計です。スペック数値重視の方へ参考に、筆者が以前より所有しているヘリノックス・チェアワンと比較してみると、僅差でチェアワンの方が小さいのですが、このまま読み進めていただければその理由と『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』の優れた収納性がわかります。

▲付属のベルトを使えば肩から提げて持ち運ぶこともできます。

■ハイとローの使い分けができる！

（『ニューテックジャパンオンラインストア』商品ページより）

バイクに乗り慣れてくると、用途別にいろんな車種が欲しくなりますよね。キャンプも同じで、テントや椅子をいくつか揃えて、気分や状況に応じて使い分けたくなります。

なんと言っても『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』の魅力は、ハイチェアとローチェア、ひとつで2つのタイプに使い分けができる画期的なデザイン！

高さの異なる椅子を買い足さずに済むので経済的。家での収納スペースもひとつ分で済みます。何より、キャンプ地でどちらにするか決めればいいので、自然環境に合わせてより快適な空間を作れます。

実は、高さを変えることができるコンパクトチェアは他メーカーでもいくつか見られるのですが、このスッキリとして無駄のない、美しい佇まいは『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』がダントツと言っていいでしょう。満足度の高いギアを末永く愛でたい大人キャンパーにぴったりです。

■組み立てが簡単スムーズ

『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』の全付属物がこちら。

❶ 収納ケース

❷ 収納ケースの着脱式ショルダーベルト（筆者は使う場面がなく収納ケースの中に入れっぱなし）

❸ 座面シート

❹ イイカモ柄のフレームケース（以下❺～❾を入れる）

❺ 本体フレーム

❻ ハイタイプの前脚フレーム

❼ ハイタイプの後脚フレーム

❽ロータイプの前脚フレーム

❾ ラバーキャップ

ハイタイプとロータイプ、両方のパーツが収納袋に収まります。どちらのタイプで使用するかが決まっているときは、使わないパーツを省けば、さらに軽量コンパクトに持ち運べます。

【ロータイプの組み立て方】

まず、本体フレームを組み立て、フレームの穴に合わせてラバーキャップをはめます。

ロータイプの前脚フレームを、〇印のところが鋭角になる方向にはめ込みます。

座面シートを広げて、『鎌倉天幕』のロゴが背面上側にくるように取り付けたら完成。

【ハイタイプの組み立て方】

本体フレームを組み立て、ロータイプのときにラバーキャップをはめたところに後脚フレームを取り付けます。

▲ネジ穴にくるくるねじ込み、しっかり固定。

ハイタイプの前脚フレームを、〇印のところが鋭角になる方向にはめ込みます。

座面シートを広げて、『鎌倉天幕』のロゴが背面上側にくるように取り付けたら完成。

よりわかりやすい、ニューテックジャパンによる動画はこちら！

■ロースタイルなら”Cradle”=ロッキングチェアになる

ロータイプのときに後脚にラバーをはめることで、ロッキングチェアになります。そもそも商品名にある”Cradle”とは「ゆりかご」のこと。椅子に背中を預けて、ゆりかごのような優しく快適な座り心地を楽しめます。

■もうすぼまない！倒れない！

このタイプのコンパクトチェアにありがちな悩みとして、「体重が加わることで座面の前がすぼむ」「椅子から離れている間に風にあおられて倒れる」という点が挙げられますが、『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』は、この両方に配慮した設計になっています。

実際、半年以上キャンプで毎回使っていますが、この2点について不便を感じたことはありません。前述したチェアワンより座面が広く、生地のテンションもしっかりしていて、より安心感の高い座り心地。メッシュ部がありませんが、真夏のキャンプでも暑くて困ることはありませんでした。シックなデザインが目に留まるのか、キャンプ場で「これどこの椅子？」とよく声をかけられるのですが、大柄な男性が座っても高評価でした。参考に耐荷重は140kgです。

■キャリーケースのスリットがさりげなく便利

そのまま持ち運びたくなるほどシンプルに徹した上質なキャリーケースは、座面裏の四隅に備わったループに吊り下げれば小物入れとしても活躍してくれます。加えて、ケースのスリットが何かと便利で、ペットボトルや缶を差し込んで、ドリンクホルダーとしても使えます。筆者もスマホを差したり手袋を突っ込んだりと、もう無意識レベルで愛用中。

■ 収納ケースにしまいやすい

筆者はチェアワンを片付ける際、収納ケースのファスナーを閉めるのに苦戦しがちなのですが、『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』はその点ストレスゼロ。特にケースが大きいわけではないのですが、上部が山型になっていて、ファスナーを閉めるときに片手でその山を立てるようにすると、気持ちよくファスナーが閉まります。

■唯一気になる点

スタイリッシュで質感良好、使い勝手もよくて満足度の高い『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』ですが、ひとつだけ気になる点を挙げるとすると、ハイタイプの後脚のラバーキャップ。キャンプ地の地面が柔らかいと、キャップが脚から外れて土に埋まってしまうことが時々あります。移動するときや撤収の際は、抜けていないか都度確認するようにしています。

末永く愛用したい。これからキャンプを始めたい人にもおすすめ！

軽量コンパクトでありながら、これひとつで2タイプに使い分けができるスマートな『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』は、キャンプに慣れた人にはもちろん、まずはチェアリングから始めたいという人や、これからキャンプデビューを予定している人にも、ぜひ選択肢に含めてほしい逸品。こだわりのスタイルでアウトドアタイムを楽しみませんか？

以上、大人のアウトドアタイムのお供におすすめしたい『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』のレビューをお届けしました。気になった方は、下記をチェックしてみてくださいね！

ニューテックジャパンホームページ ⇒ https://newtecjapan.com/

ニューテックジャパンオンラインストア ⇒ https://newtecjapan.co.jp/

鎌倉天幕商品ページ ⇒ https://newtecjapan.co.jp/?mode=f1

『鎌倉天幕×B:MING Cradle No.14』商品ページ ⇒ https://newtecjapan.co.jp/?pid=165428227

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