
『SOTO』2021年新商品オンライン展示会より最新情報をお届け!<前編>機能美を極めた小型ガスランタン『Hinoto(ひのと)』
去る10月14~16日、炎の総合メーカー・新富士バーナーが手がけるアウトドアブランド『SOTO』がプレス等に向けたオンライン展示会を開催し、2021年の新商品を発表しました。
現物とともに情報が開示され、質疑応答も行われたのは3アイテム。いずれもバイクキャンプやソロキャンにぴったりのミニマルでクレバーな、SOTOらしいアイテムばかり。
『karu×2 web』では、2回に分けて、その魅力をお伝えします。
(※画像は試作品やCGのため実際とは異なります。)
■癒しの炎の名は「ひのと」。機能美を極めた小型ガスランタン!
まず紹介されて、仕事であることを忘れ「うおお、ほしい!」と口をつきそうになってしまったのが、こちらの小型ガスランタン『Hinoto』(ひのと)。
▲『Hinoto』 ¥6,300(税別)2021年2月22日発売予定
サイズ:直径36 × 高さ 145mm
重量:150g
材質:アルミ・真鍮・ガラス・樹脂
生産国:日本
燃焼時間:小型専用容器で1~2 時間(タンク充てん状況や火力により変動します)
“ひのと”とは、陰陽五行説にある「丁」(ひのと)=「火の弟」からのネーミングだそうで、その名の通り、ろうそくの灯のような「可愛らしく癒しのある炎」を気軽に楽しめるのが最大の特徴です。
気軽である点は、まずカセットボンベやアウトドア缶からガスを充填できること。調理に必要なバーナーと燃料を共有できる(=荷物を減らすことができる)うえ、バーナーとの同時使用もできます。
▲ライターガスからも充填できます。アウトドア缶からの充填には別途アダプターが必要。
卓上で場所を取らないコンパクトな佇まいもうれしいポイント。同ブランドで人気のミニテーブル「フィールドホッパー」と合わせて使っても、このくらいのスペースが残ります。
▲コンパクトなボディーは直径36mm。
そしてこの、赤くても強く、美しい火は、「炎の総合メーカー」(=新富士バーナーのキャッチフレーズ)としての強いこだわりそのもの。幾度もの耐風テストがなされ、例えばホヤの長さも、そこから導き出されているとのこと。
▲小型専用容器から外し、アウトドア缶に装着してより長時間使うこともできます。
ガス充填式のランタンと言えば、以前同ブランドから「G’Z G-ランプソリッド」という商品が発売されていましたが、一段と洗練された、徹底的にシンプルでスタイリッシュなデザインは機能美そのもの。操作をダイヤル式にすることでボタンのデコボコを排除。ホヤから少しはみ出すサイズのトップフードは、ランタンが倒れた際にホヤがテーブルと接触して割れる危険を軽減する保護の役割も果たします。(ちなみにホヤは耐熱ガラス製で通常のものよりも厚みがありますが、耐衝撃ではありません。)
▲「デザイン=機能」ということを思い出させてくれる、無駄を排除しシンプルさを極めたSOTOらしいランタン。お部屋のインテリアにもなってしまいそう。
筆者は無音で炎の揺らぎを楽しめるタイプのランタンが大好きなのですが、そそっかしいために、この形状のランタンを卓上で使うと、かなりの頻度で倒してしまいます。この『Hinoto』は、万が一倒してしまっても、燃料が漏れたりホヤが割れたりする心配がないので、安心して楽しめそう。
現時点では、ホヤを保護するソフトカバーを付けて、来年2月に発売予定だそうです。続報が待ち遠しいですね!
《文/編集部 写真/新富士バーナー》