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『スズキ Vストローム250 ABS』の旅ヂカラはいかに!? スズキ本社までツーリングしてみました

《文/小林夕里子 写真/Matt、小林夕里子》

 

こんにちは! バイクは最高の旅道具だと思っている編集長のコバユリです。

 

そんな私が好きなバイクのひとつが、スズキの『 Vストローム250 ABS』。旅好きライダーに人気のスポーツアドベンチャーツアラー『Vストローム』シリーズの末っ子に当たる、中排気量モデルです。

 

 

出会いは今から3年ほど前、カルカルのフリーペーパーVol.2で、キャンプツーリングの取材に広報車をお借りしたのがきっかけでした。雨雲広がる5月上旬、東京から群馬県北軽井沢まで3時間ほどの道のりは終始雨。しかし私の体内には、お気に入りのバイクに出会えたとき特有のアドレナリンが駆け巡り、高速道路もワインディングも鼻歌交じり。そして霧に包まれたキャンプ場に着いたとき、10℃を下回る寒空の下、疲れすら感じていない自分に驚きました。『 Vストローム250 ABS』の、ニーハンらしからぬ頼もしさに震えたあの日…。

 

いや、待てよ。私ってば感動しやすい性質。記念すべきカルカル初ツーリング取材に、編集長として初めてお借りする広報車両とくれば、体験することすべてにキラキラフィルターがかかっていたかも!? もう一度落ち着いて試乗できる機会があるといいな…。

 

と思っていたら、舞い降りました。先月、オンライン開催される『Vストロームミーティング2021』のトークゲストとして、静岡県浜松市にあるスズキ本社にお招きいただくという幸運が! Vストに再び跨り西へ約250キロ、遠州の旅へ出発したのでありました。

 

▲『Vストローム250 ABS』のパールネブラーブラック/ハイテックシルバーメタリック。ロゴとおそろいの赤いラインがリムにもあしらわれていてステキ。

 

 

コバユリ的”旅バイクの条件”をもとに、『Vストローム250 ABS』の旅ヂカラを検証!

 

澄み渡る冬空のもと、東京にある自宅を出発して、最寄りの高速道路インターまでストップ&ゴーを繰り返しながら下道を走ります。程よく粘るロングストロークエンジンが低速でも扱いやすくて心地よく、流れていく早朝の景色を楽しむ余裕を与えてくれます。それでいて、大通りのクルマの流れにもストレスなく乗れる。日本の道路事情にしっくりくる。そんな走りに、早くもご機嫌の私。

 

ところで、”旅バイク”ってなんでしょう? バイクに求めることは人それぞれですが、国内外を旅してごはんを食べている私にとって、旅バイクの条件は大きく3つ。せっかくなので、それぞれについて『Vストローム250 ABS』を検証しながら浜松へ向かってみました。

 

【コバユリ的旅バイクの条件①「積載性」】

⇒旅の自由度を上げるためにキャンプ泊はぜひ取り入れたいので、キャンプ道具を含めた旅荷をしっかり積んで走れること。

 

専用の3ケースと容量約60Lのダッフルバッグを使って、キャンプ道具と2泊分の着替えが積載できました。キャンプ道具は最小限にとどめる必要がありますが、バイク旅らしいシンプルなキャンプができそう。トップケースには帽子や地図など休憩のときに取り出したいものや、現地調達した食材などを入れられて便利ですね。

 

▲パニアケースのインナーベルトは、ベルクロで長さ調節ができます。

 

驚いたのは、このフル積載でも取り回しが難しくなかったこと。もちろんトップケースを装着しているぶんは重心が上になっていますが、計算しつくされた荷重バランスのおかげなのか、小柄な私(身長154cm)が取り回しても、フラフラしてしまうような不安感はありませんでした。

 

【コバユリ的バイク旅の条件②「航続性」】

⇒長い時間走り続けていられるための、タンク容量や燃費、シートの質、飽きの来ないエンジンフィーリング、衝撃吸収性などなど、これには様々な要素が作用する。

 

Vストローム250 ABS』のタンク容量は17L。キャンプ道具を積んで高速道路を走ったところ、燃費は30km/Lくらいでした。もちろん給油なしで浜松に到着。その間、新東名高速道路の120km/h区間で右車線の流れに難なく乗れたのは、同じくスズキの人気ロードスポーツモデル『GSR250』をベースにしたボディーがピシッと安定してくれたからか、標準装備のウインドスクリーンのおかげか。

 

 

下道に下りて、弁天島でバイクを降り、いいシゴトをしてくれている肉厚のシートをなでなでニンマリ。この頼もしさ、ホントに250cc!?

 

 

【コバユリ的旅バイクの条件③「アドベンチャー性」】

⇒知らない土地を走っていると、見たい景色までの道が急に舗装でなくなることも珍しくないわけで、そんなときのために道を選ばないライディングができる自分でありたいし、バイクにはそれをサポートしてほしい。

 

弁天島で海のきらめきを思う存分目に焼き付けて、コンビニコーヒーでひと息ついたら、浜名湖畔のキャンプ場『渚園キャンプ場』へ向かいます。平日にもかかわらず、広いキャンプサイトはキャンパーで賑わっている! ブームですね~。

 

芝生のフィールドを、キャンパーと接触しないよう気を付けながら、まだスペースに空きのある奥の方へ、最徐行で走り進みます。検証するまでもなく、アドベンチャーモデルとして人気の『Vストローム250 ABS』ですから、アップライトなライディングポジションと車重バランスの優れた車体が、危なげなくこなしてくれました。アドベンチャーバイクとしては低く抑えられたシート高のおかげで、いざというときにも足で踏ん張って車体を支えられそうです。荷物満載でもこの安心感。やっぱり好きだわ、ブイストニーハン!

 

 

 

■気の置けないコンパクトアドベンチャーが、旅をアクティブにしてくれる!

 

400ccにも見えるどっしりしたデザインが所有感を満たし、乗り手に不安を感じさせない気軽さが旅をアクティブにしてくれる。『Vストローム250 ABS』への信頼感を新たにしたら、俄然遊び心に火が着きました。

 

定番快走ロードを駆け抜けたり、

 

 

地場食材の宝庫、農産物直売所へ買い物しに行ったり、

 

▲浜名湖周辺と言えばみかん!

 

 

砂浜をお散歩しに行ったり、

 

 

噂の絶景スポットへハイキングに出かけたり、

 

▲このときの詳細はこちらのブログでもお伝えしているのでぜひ見てね。

 

そしてついに、念願のスズキ本社を初訪問!

 

▲ヘルメットの中、満面の笑み(笑)

 

Vストローム250 ABS』をはじめ、魅力あふれるバイクの数々がここから生まれているのかと思うと興奮を禁じ得ない! このあと、『Vストロームミーティング2021』のトークライブ生配信へと続いたわけですが、この本社前が全国のVストロームオーナーであふれるという例年のリアルイベントを想像したら、さらに鼻血が出そうになりました。2022年のミーティングは、いつもどおりここで開催されますように。そしたら私もまた走ってきたいな。

 

乗り手をさらなる旅に駆り立てる。もうそれが、すべてを物語っていると思うのです。『Vストローム250 ABS』は、正真正銘の”旅バイク”なのでした。

 

今回の旅で感じた『Vストローム250 ABS』のあれこれをより詳しくお伝えする動画を、カルカルのYouTubeチャンネルで公開中です。あわせてぜひごらんください。チャンネル登録もどうぞよろしくお願いします!

 


この記事を書いた人

小林 夕里子
小林 夕里子

『karu×2』編集長。“アクティブ&ナチュラル”なライフスタイルを自ら楽しみ発信する自然派エッセイスト。ニックネームは「コバユリ」。新聞や雑誌、ウェブメディアで主にオートバイのある暮らしの魅力を綴る。著書に『へなちょこライダーが行く!』(デザインエッグ社)がある。MOTOアウトドアブランド『nomadica』代表。(公社)日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。(公社)日本キャンプ協会認定キャンプインストラクター課程修了。cobayuri.com

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